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パステルアートが初心者のための道具のご紹介

    
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パステルアートが初心者のための道具のご紹介

パステル曼荼羅アーティストのアトリエ優羽です。

今回は、初心者やアートが好きな方に向けて『パステルアート』についてご紹介いたします。

アートが好きであっても初めてのことは『私には難しいよね…』とためらってしまうかもしれませんが、この記事で『パステルアート』を知っていただくきっかけになれば幸いです。

パステルで描くアート『パステルアート』とは

『パステルアート(パステル画)』は、パステルという画材を用いた絵の総称です。

 画材店だけでなく、ダイソーなどの100円ショップでも入手できるため、近年人気を集めています。

パステルアートとパステル画の違い

一般的に、パステルを使用して描いた絵のことをパステル画と言います。 

パステルは、面や角で直接描いたり、指やスポンジなどでぼかしたり、カッターなどで削って粉状にして塗ったりと、様々な手法があります。 

その中でも粉状にして指やコットンで描くという手法をメインにした描き方が、パステルアートです。

※こちらでご紹介するものは、『パステルアート』になります。

パステルとは

パステルに近い固形絵具が使用されたのは、14~15世紀。

素描の彩色用に使われ始めました。

16~17世紀にかけて、イタリア、フランス、オランダに広がり、18世紀にパステル画の開花期を迎え、今日に至ります。

また、19世紀始めにはフランスのニコラル・ジャック・コンテが鉛筆の発明に次いでそれまでのパステルを改良した角型の棒状絵具を開発し、コンテと命名しました。

パステルの語源は、古フランス語の「Paste」やイタリア語の「Pastello」に由来し、「練り固めたもの」という意味があります。

顔料
有機顔料/無機顔料
顔料には大別して有機顔料と無機顔料の二つがあります。
有機顔料は有機化合物を主成分とし、化学合成により製造されます。
一方、無機顔料は金属の酸化物や硫化物が主成分であり、金属や土を処理して製造されます。
結合剤
水溶性樹脂
顔料や体質顔料といったものを固めるために使用されます。
混ぜ方は、水に水溶性樹脂を溶かして顔料や体質顔料を混ぜ、固めた後に乾燥させます。
水溶性樹脂としては、アラビヤ・ゴムやトラガカント・ゴム等が使用されます。
粘土鉱物
水溶性樹脂と同じ働きをしますが、水溶性樹脂と粘土鉱物との添加量の割合によって、
パステルの固さを調整します。粘土鉱物としては主にベントナイトが使われます。
その他添加物
体質顔料
発色やパステル本体の表面色、描く際のタッチの調整のため、体質顔料が添加されます。
炭酸カルシウム、カオリン、流酸バリウムなどが、主なパステル用の体質顔料です。
参考株式会社ターレンスジャパン《パステルについての基礎知識》

特徴

顔料そのものの色や風合いをもち、色味が安定しているため、線描だけでなく、手や布、擦筆などによるぼかしの表現も可能です。

パレットなどでの混色は困難であるため、メーカーから多数の色数が発売されています。

顔料が崩れながら付着して色が付くことから、使用する紙は一定の硬さと粗さが必要です。

またパステルは固着力が弱いため、専用の定着液を吹き付けます。

具体的には作品完成後にフィキサチーフなどで粉を定着させる必要があります。

パステルを使用した絵画のことをパステル画(パステルが)または、パステル絵画(パステルかいが)と呼びます。

パステルの種類

ソフトパステル(Soft pastel)顔料に少量の粘着剤を混ぜたパステル
ハードパステル(Hard pastel)顔料にやや多めの粘着剤を混ぜたパステル
パステル鉛筆(Pastel pencil)やや硬めのパステルを芯として使い鉛筆状に加工した画材、
携帯性に優れている
オイルパステル(Oil pastel)顔料にワックスなどの油性剤を混ぜたパステル

パステルのメーカー

こちらでご紹介するパステルは、アトリエ優羽が実際に使用したことがある、ソフトパステルまたはハードパステルになります。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ターレンス
レンブラントソフトパステル
レンブランド45
レンブラントソフトパステル45色セット
小売価格13,750円
(税込)
ロイヤルターレンスの最高級ブランド
「レンブラント」のソフトパステルは、
その優れた品質から、
長年にわたり世界中で愛用されています。

高い安全性はもちろん、
強い発色性と適度な軟らかさを特長とし、
豊富な色数がバランス良く揃っています。
ターレンス
ヌーベルカレーパステル
(ハードパステル)
ヌーベルカレーパステル48
セット配色(48色)
(NCT-24A)+
(NCT-24B)の
セット小売価格
5,720円(税込)
(株)サクラクレパスを母体として
生まれたブランド
「ヌーベル」のカレーパステルは、
コンテの持ち味にパステルの長所を加えた
描画材料です。

従来のコンテほど硬い感じではなく、パステルのなめらかでソフトなタッチで描くことができ、
軽やかな表現が可能です。
王冠化学工業所
ゴンドラパステル
ゴンドラ48
標準価格6,380円
(税込)
日本で初めて製造されたパステルであり、
1919年から90年余り、
手作業で作られ続けている。
ファーバーカステル
クリエイティブスタジオ ソフトパステル
※46色(48本)白色と黒色が2色入っています。
ファーバーカステル48
3,520円鮮やかな発色を実現する、軽やかな使い心地で
混色が容易なソフトパステル。

セミプロフェッショナルや学生の方に最適。

様々な紙に描くことができ、
特にやや粗目の紙に書くと
パステルの粒子が定着しやすくなります。

『パステルの使い方』についてお話します。

パステルの使い方

【ポイント1】

まずパステルをカッターまたはナイフで削り、お粉の状態にします。

用紙の塗りたい位置に直接お粉を削るか、またはパレットのように紙の上に削ります。

アトリエ優羽はカッターではなくて、あるナイフを使用しています。

ナイフは画材用ではなくこちらがリーズナブルで扱いやすいです。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ダイソー
黒いセラミックナイフ

黒いセラミックナイフ
100円(税込110円)シャープな切り口です。
刃が錆びる心配がありません。
※現在はこちらの商品は廃盤商品です。

【ポイント2】

指や道具を使って塗ります。

削ったお粉を指に取って塗ります。

ここでの道具はコットンや綿棒ですが、コットンや綿棒にとって塗ることもできます。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ダイソー
コットンパフ
(130枚)

コットンパフ
100円
(税込110円)
商品サイズ:幅5cm×高さ6cm
やわらかく、ふんわりとした使い心地のカットタイプです。
ダイソー
メイクアップ綿棒
(200本)

メイクアップ綿棒
100円
(税込110円)
商品サイズ:0.5cm×0.5cm×7.4cm
先丸ヘッドと先細ヘッドがあります。

塗り方は圧をかけながら塗ります。

使うお色によって色味を楽しむことができます。

【ポイント3】

消しゴム、ペン消しゴム、練り消しゴムを使って描きます。

こちらでご紹介する画材は、アトリエ優羽が実際に使用したことがあるものになります。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
消しゴム
MONOone

monoone
198円
(税抜価格180円)
パステルアートには欠かせない画材です。
ペンタイプのため握りやすく
消し込みがしやすい形と長さになっています。
練り消しゴム
ターレンスイレーザー(ネリ消しゴム)
ターレンスイレーサー
165円(税込)パステルアートの経験者の方は
一度は使用されているぐらい
メジャーな商品だと思います。

※リニューアルされたようです。
ペン消しゴム
MONOZERO
2.3mm直径

monozero2.3
440円
(税抜価格400円) 
アトリエ優羽は主に曼荼羅アートを
描く時に愛用していますが、
細い線で消す時や細かい部分を消すのに
適しています。

パステルの色味だけでも美しいのですが、消しゴムとある画材を使うことで

アートを表現することができます。

ある画材とはステンシル(テンプレート)という型です。

型を使い消しゴムで消すことで模様が浮かび上がります。

販売しているステンシルを使ったり、自分で作ることも可能です。

パステルアートを描く上で、持っていると便利な字消し板があります。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ウチダドラフトドットコム
ステンレス字消板・B
(102×60mm×0.1mm)

ステンレス字消し板
220円(税込242円)一般事務用として文字高に合わせた字消板。

【ポイント4】

用紙はパステルアートに適した用紙を使います。

こちらでご紹介する画材は、アトリエ優羽が実際に使用したことがある画用紙になります。

店舗のある画材店で購入できるものは少ないので、ほぼネット販売で購入となります。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ドラパス株式会社
DR オリジナルスケッチブックN 
A4 (50枚綴)

ドラパスA4
946円
(税抜価格860円)
スケッチブックにはめずらしい
A判サイズで、紙厚は〈135〉です。 

水彩画・パステル画・色鉛筆・マーカー等に
適しています。
ミューズ
ザ・スケッチ
スケッチ①
※比較的に購入しやすいです。
830円
(税込913円)
厚口の画用紙をボリュームたっぷり
70枚天糊綴じにしました。
ミューズ
KMKケント紙 #200 100枚パック

KMKケント紙
3,135 円(税込)青みや赤味のない、純白の高品質ケント紙、
KMKケントの洋紙規格(A、B)サイズの
100枚パックです。

用紙の大きさは自由ですが15㎝角のものが描きやすいです。

※A4サイズの場合は14.8㎝だと2枚分を取ることができます。

余った用紙の端切れは捨てずに取っておきましょう。

用途は様々ですが、削ったお粉を乗せるパレットなどにも使えます。

【ポイント5】

アート用のボードにマスキングテープに固定して描きます。

アート用のボートとは、表面に凹凸がなくツルツルしたものが適しています。

アトリエ優羽が愛用しているものは100円ショップでも手軽に購入可能です。

下敷きよりも厚さがあり、工作ボードよりも軽いです。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
ダイソー 
B5ちょうどいい下敷き

下敷き
100円(税込110円)商品サイズ:18.4cm × 0.1cm × 26.7cm
内容量:1個入
材質:ポリプロピレン種類:白、黒、グレー

※15㎝角サイズの用紙にはピッタリサイズで、文具コーナーにあります。

マスキングテープの幅の種類もたくさんありますが、12㎝幅が使いやすいと思います。

12㎝幅のマスキングテープが使い勝手が良いのは、用紙を固定する時に描きたいアートに

合わせて自分が好きな幅に合わせて貼ることができるからです。

私の場合は5mm幅か10mm幅です。

マスキングテープは画材店や文具店で購入することは可能ですが

最近は100円ショップでも種類は豊富です。

アトリエ優羽はホームセンターの養生テープコーナーに置いてあるものを愛用しています。

商品のメーカー商品の価格商品の説明
株式会社二トムス
建築塗装用マスキングテープS(幅12㎜×長さ18㎝)

マステ12
カインズ オンラインショップ
78円 (税込)

※販売元がオープン価格のため、1個で販売しているホームセンターの金額を記載いたします。
工作や塗装のマスキングに!

【ポイント6】

パステルアートが仕上がるとフィキサチーフというものでパステルを定着させます。

フィキサチーフは、画面上の鉛筆や木炭、パステルなどの粉状になった描画部分を定着させ保護するための定着液です。

描かれた作品の表面へフィキサチーフを吹き付けると、画面の表面に薄い皮膜ができ、描画材が支持体に定着し保護されます。

フィキサチーフには瓶に入ったものとスプレーで噴霧するものがありますが、通常スプレータイプのものが使用されます。

パステルではパステル画専用のフィキサチーフを使用します。

フィキサチーフは『定着液』とも呼ばれ、メーカーによっては、『フィクサチーフ』や『フキサチーフ』という商品名で販売されています。

フィキサチーフにも種類がありますが、アトリエ優羽が使用したもので扱いやすいものをご紹介いたします。

商品のメーカー商品の価格商品説明
ターレンス
パステルフィキサ 220ml

フィキサチーフ
小売価格
1,430円(税込)
パステルで描いた作品の定着・保護に最適な
スプレー式フィキサチーフです。
定着・乾燥後の画面の黄変が起こらず、
しっとりとしたマット調を保ちます。
また水溶性であるため加筆・修正が可能です。
木炭、コンテ、鉛筆等の画面にも使用できます。

※ターレンスパステルフィキサ(商品ラベルからの引用です。)

高圧ガスを使用した可熱性の製品で危険なため、下記の注意を守ること。

・炎や火気の近くで使用しないこと。

・火気を使用している室内で大量に使用しないこと。

・高温にすると破裂する危険があるため、直射日光のあたる所に置かないこと。

・火の中に入れないこと。

・使い切って捨てること。

パステルの使い方のまとめ

『パステルアート』を描くには道具や画材が必要になります。

今回は簡単に使い方と必要な画材の一部をお伝えしつつになりました。

【ポイント1】まずパステルをカッターまたはナイフで削り、お粉の状態にします。

用紙の塗りたい位置に直接お粉を削るか、またはパレットのように紙の上に削ります。

【ポイント2】指や道具を使って塗ります。

削ったお粉を指に取って塗ります。

【ポイント3】消しゴム、ペン消しゴム、練り消しゴムを使って描きます。

【ポイント4】用紙はパステルアートに適した用紙を使います。

【ポイント5】アート用のボードにマスキングテープで固定して描きます。

【ポイント6】パステルアートが仕上がるとフィキサチーフでパステルを定着させます。

今回はここまでですが、次回は実際にどのように道具や画材を使って描くのか、画像にてご紹介いたしますね。

▼こちらの記事をクリックして参考にしてみてくださいね▼

ブログ用アイキャッチ画像(パステルアート)

最後までお読みいただきありがとうございました。

アトリエ優羽では、パステルで描く曼荼羅アートをより身近にそしてお気軽に感じていただけるように体験講座を開催しています。

▼詳細はこちらの画像をクリックしてみてくださいね▼

体験講座(ブログ用アイキャッチ画像)
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