初心者のためのパステルアートの描き方
パステル曼荼羅アーティストのアトリエ優羽です。
今回は、初心者やアートが好きな方に向けて『パステルアートの描き方』についてご紹介いたします。
アートが好きであっても初めてのことは『私には難しいよね…』とためらってしまうかもしれませんが、この記事で『パステルアート』を知っていただくきっかけになれば幸いです。
パステルで使う道具について
▼こちらの記事をクリックして参考にしてみてくださいね▼
![ブログ用アイキャッチ画像(道具)](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2024/02/45b72edcafdd418cea200b2b81e8ee51.jpg)
今回は画像で『パステルの描き方』を説明しますね。
パステルアートの描き方~アトリエ優羽流~
ステップ1 用紙はパステルアートに適した用紙を使います。
こちらでご紹介する画材は、アトリエ優羽が実際に使用したことがある画用紙になります。
店舗のある画材店で購入できるものは少ないので、ほぼネット販売での購入となります。
ドラパス株式会社 オリジナルスケッチブックN A4 (50枚綴) ![]() | ミューズ ザ・スケッチ ※比較的に購入しやすいです。 ![]() | ミューズ KMKケント紙 #200 100枚パック ![]() |
使う画用紙によって作品の風合いが変わりますので、実際に試されて『ご自分の好き』を発見してみてくださいね。
用紙の大きさは自由ですが15㎝角のものが描きやすいです。
※A4サイズの場合は14.8㎝だと2枚分を取ることができます。
余った用紙の端切れは捨てずに取っておきましょう。
用途は様々ですが、削ったお粉を乗せるパレットなどにも使えます。
ステップ2 アート用のボードにマスキングテープに固定して描きます。
![マスキングテープ①](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/bae00c0eb416df727d3ae24653f322a8.jpg)
マスキングテープは手でカットできますが、今回ははさみでカットしています。
![マスキングテープ②](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/31b39c40489007db86b9e289bace86d9.jpg)
ステップ3 パステルをカッターまたはナイフで削り、お粉の状態にします。
用紙の塗りたい位置に直接お粉を削るか、またはパレットのように紙の上に削ります。
※今回はHASHI ハシ を使用しています。
![HASHIパステル64](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/bf42a62690822cdba3cc87f31ce88e0d.jpg)
専門家用 無毒性 ソフト パステル セット – チョーク パステル カラー (64色)
を使用しています。
ステップ4 指や道具を使って塗ります。
削ったお粉を指に取って塗ります。
![パステル削る](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/92b35414580bb2bc3825c861c06da9cc.jpg)
![パステル3色](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/9e59f9abb3894099ef5e0bb38f5b5594.jpg)
今回ははがきサイズ、KMKケント紙で描きます。
使う用紙やアートの作品によって、はじめに白色を削って塗っておくと、用紙の表面がなだらかになり消し込みがしやすくなります。
指で塗る場合は、まず画用紙の上にパステルのお粉を乗せた時は、お粉を指で『トントン』と画用紙に馴染ませてから圧をかけて指で回転したり多方向(広範囲の場合)から丁寧に塗ります。
指についたパステルはウエットティッシュでふき取ります。
パステルをふき取らずに塗り続けると、混色し濁ってしまいます。
※アートの技法によって変わりますが、今回は混色はしない塗り方です。
![パステル指②](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/863c4256cf6f9bedeeb8ab8bf6406d49.jpg)
道具は、コットンや綿棒を使います。
※今回は、コットンのみ使います。
![パステルコットン](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/272991c7aabf8c771f96ecaa0121c5e9.jpg)
コットンパフはまわりが閉じていないものがオススメです。
パステルアートでは、お粉のパステルを塗ることに使います。
コットンで塗る場合は、コットンにお粉を取ってから用紙に馴染ませるように優しく圧をかけながら塗ります。(薄つきですがしっかり入るため、わりとたくさんお粉を使います。)
※強くこすってしまうと、画用紙の表面が摩擦で繊維のようなものがでてきます。
綿棒は、一般的なものでも良いですが、アトリエ優羽のオススメがあります。
アート制作によって使い分けができる優れものです。
パステルの色味だけでも美しいのですが、消しゴムとある道具を使うことで
アートを表現することができます。
![ブラシ](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/75e2765ae7ce3ebc46f80ea577d39e37.jpg)
ある画材とはステンシル(テンプレート)という型です。
型を使い消しゴムで消すことで模様が浮かび上がります。
販売しているステンシルを使ったり、自分で作ることも可能です。
パステルアートを描く上で、持っていると便利な字消し板があります。
そしてここでも便利な道具がでてきます。
ダイソーでクラフトパンチを使うことで可愛いステンシルが作れます。
用紙のところでご紹介していますが、余った用紙の端切れが使えます。
![クラフトパンチ](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/09d7c891dfc51c5e1ada8cdf1351e4bf.jpg)
商品のメーカー | 商品の価格 | 商品の説明 |
ダイソー クラフトパンチ ![]() | 100円(税込110円) | 商品サイズ:3.7cm×4.2cm×3cm 内容量:1個入 種類:ピンク、ブルー |
画像のブラシ
パウダーブラシやチークブラシもパステルアートを描くには欠かせません。
お手軽に100円ショップでも購入できます。
(最近は、品薄なのか200円、300円商品のものが多いですね。)
ここまで読まれてお気づきかもしれませんが、パステルアートの道具は『メイク道具』を重宝します。
ステップ5 消しゴム、ペン消しゴム、練り消しゴムを使って描きます。
・今回はペン消しゴムと練り消しゴムをメインで使います。
※練り消しゴムの大きさですが、ご自身が使いやすいサイズにカットをオススメします。
アトリエ優羽の場合は、だいたい8等分にしています。
カットする時は、カッターナイフなどの金属の刃は練り消しゴムの粘々した成分がこびりつくので避けて下さいね。
アトリエ優羽の場合、アクリル定規(15~20㎝程度)で上から圧をかけてカットします。
![消しゴム](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/15b5cca5bfe786ea7d8fbdfebea724b9.jpg)
ステップ6 パステルアートが仕上がるとフィキサチーフでパステルを定着させます。
今回は、シンプルに虹の上に可愛い模様を描いてみました。
![フィキサチーフ前](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/9c866d59bdab7f6edda747eaaa2e248f.jpg)
![フィキサチーフ](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/4f6a5be06ae2bb138076d29b54f871bc-1.jpg)
フィキサチーフは、屋外で作品から30㎝ぐらい離して縦方向と横方向にゆっくりと噴霧します。
紙の表面は湿っていれば大丈夫ですが、噴霧しすぎるとシミになり乾くまでに時間がかかるためご注意くださいね。
ステップ7 フィキサチーフ後はよく乾かしてから、マスキングテープをはがして完成です。
表面の湿気がなくひんやりしてなければ大丈夫です。
マスキングテープはゆっくり丁寧にはがします。
![虹完成](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2023/04/303d8d320cfbd45df02078e3dda460a2.jpg)
フィキサチーフの取り扱いについて、こちらでも詳しく書いておきますね。
フィキサチーフは、火気と高温は厳禁ですので取扱いにご注意くださいね。
※ターレンスパステルフィキサ(商品ラベルからの引用です。)
高圧ガスを使用した可熱性の製品で危険なため、下記の注意を守ること。
・炎や火気の近くで使用しないこと。
・火気を使用している室内で大量に使用しないこと。
・高温にすると破裂する危険があるため、直射日光のあたる所に置かないこと。
・火の中に入れないこと。
・使い切って捨てること。
パステルアートは、お手軽に始められてより身近な道具で描くことができます
アトリエ優羽のオススメの商品です
商品のメーカー | 商品の価格 | 商品説明 |
ワッツ 極厚除菌アルコールウエットミニ ※セリアにも似た商品があります。 ![]() | 100円(税込110円) | 乾燥しにくく除菌ができて手についたパステルの汚れも落ちます。 使い終わった道具のお手入れにも使います。 普段使いはもちろん、対面講座にも持ち運べて便利です。 |
ダイソー 積み重ね収納ボックス(トレー、10.7cm×15.2cm×2 ![]() | 100円(税込110円) | パステルの余分なお粉を落とす用のトレー卓上に置けて便利なのでオススメです。 汚れても洗うこともできて何度も繰り返し使えます。 |
ダイソー ステンシル用シート(2枚) キャン★ドゥとセリア(7枚)のものがあります。 ![]() 厚口トレーシングペーパーA4(7枚) ![]() ※少量で手軽に購入できるのが嬉しい商品です。(枚数が増えると少しお高いです。) | 100円(税込110円) ※キャン★ドゥのオンラインショップでは、まとめ売りになっています。 | 半透明のシートなので、デザインのトレースも簡単です。 なめらかでカットしやすいです。 |
キャン★ドゥとセリア デザインペーパー用スクエアファイル10ポケット ![]() | 100円(税込110円) ※キャン★ドゥのオンラインショップでは、まとめ売りになっています。 | パステルアート15㎝角の作品を収納するのに最適です。 |
実はパステルアートは道具だけでなくパステルも格安で購入できます。
商品のメーカー | 商品の価格 | 商品の説明 |
ダイソー パステル18色(基本色) パステル18色(補助色+蛍光色4本) ![]() | 100円 (税込110円) | 商品サイズ:10.4cm×13.7cm×1.5cm 粗い紙には力強い質感を、柔らかい紙にはほのかな質感を表現するのに最適です。 |
HASHI ハシ 専門家用 無毒性 ソフト パステル セット – チョーク パステル カラー (64色) ![]() | 1,785円(税込) ※Amazonでのみ販売のようです。 | 無毒性パステル : HASHI(ハシ)ソフトパステルは無毒性パステルとして、子供から専門家までみんな使用できます。 ロングパステルを2個追加贈呈:64色/48色の製品には白と黒のロングパステルが1個ずつ追加贈呈されます。 |
【まとめ】パステルアートの描き方~アトリエ優羽流~
ステップ1 用紙はパステルアートに適した用紙を使います。
ステップ2 アート用のボードにマスキングテープに固定して描きます。
ステップ3 パステルをカッターまたはナイフで削り、お粉の状態にします。
ステップ4 指や道具を使って塗ります。
ステップ5 消しゴム、ペン消しゴム、練り消しゴムを使って描きます。
ステップ6 パステルアートが仕上がるとフィキサチーフでパステルを定着させます。
ステップ7 フィキサチーフ後はよく乾かしてから、マスキングテープをはがして完成です。
今回はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
アトリエ優羽では、パステルで描く曼荼羅アートをより身近にそしてお気軽に感じていただけるように体験講座を開催しています。
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![体験講座(ブログ用アイキャッチ画像)](https://yuu-pastel.com/wp-content/uploads/2024/02/8a680907d3ca11770753fe33907cc649.jpg)
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